学生でも受験できる”中小企業診断士”資格とは

今回ご紹介する資格は中小企業診断士。経営などビジネスに関する全般的な知識を学んでいける資格です。中小企業診断士は経営コンサルタントとして、ビジネスに関する幅広い知識を持ってアドバイスしていく職業です。

中小企業診断士の試験に合格するためには、論理的な考え方が必要です。的確な判断を下せるように、高度なビジネススキルを学習していきます。

中小企業診断士の受験資格

中小企業診断士には、受験資格の制限は特にありません。年齢や学歴に関わらず、誰でもチャレンジできるでしょう。

こんな人に中小企業診断士はおすすめです

・企業で管理職についている人

中小企業診断士の試験には、企業経営理論や経営法務などの分野があり、経営者視点を学ぶことができます。「経営者視点」というのは、管理職の方にとって必要な視点です。

理想的な経営戦略や企業法務についての見解を学ぶことにより、これまでより一歩踏み込んだマネジメントができるようになり、管理職としての働きぶりも深みを増すでしょう。

企業内で管理職としてもっと活躍したい!といった方に、中小企業診断士の資格試験はオススメです。

・仕事の幅を広げたい人、経営について学びたい人

中小企業診断士の試験内容は、運営管理、財務、会計、企業経営理論など、とにかく経営全般に関わる知識を学びます。

従って、中小企業診断士の勉強をすると、企業の経営状況を的確に診断するスキルが身につき、仕事の幅も広がります。また、自身が仕事する上でも役立つでしょう。

試験は2段階

中小企業診断士の資格試験は、1、2次試験があります。

≪1次試験≫

・マークシート…多肢選択式
・筆記試験…各事例問題について、記述式で回答していく

≪2次試験≫

口頭試験です。筆記試験の事例などをベースにテストされます。

合格ラインは意外と良心的?満点を狙う必要はありません

中小企業診断士の試験は難しそうに聞こえるかもしれませんが、ボーダーラインはそこまで高くありません。

1次試験の合格ラインは【60%】です。

頻出問題に的を絞って学習していれば、理解も深まるでしょう。満点を狙う必要もありません。

ただし幅広い知識が必要なため、各分野で正しい知識をインプットしておく必要があります。働きながら中小企業診断士を目指す人なら尚更、効率的に勉強していく必要があります。

もしも2次試験で落ちてしまったら…

1次試験は無事通過しても、2次試験で落ちてしまうこともあり得ます。しかし中小企業診断士の試験は良心的で、2次試験で落ちてももう一度チャンスがあります。もしも1次に合格しているなら、2次で落ちたとしても、翌年度にまたトライできます。2次試験も合格ラインが60%と、極端に高いわけではありません。

中小企業診断士の勉強法

・2次試験対策

中小企業診断士の2次試験対策においては、物事の本質をつかむためにも、論理的な思考が必要です。そのため、結論を相手にわかりやすく伝えるためのロジカルシンキングを身につけましょう。

ロジカルシンキングのスキルを身に付けることにより、日常のビジネス社会においても、人間関係においても大きなメリットとなります。

資格取得後に得られるメリットとは

中小企業診断士の資格を取得すると、中小企業診断士として働けるというメリット以外にも、「ネットワークが広がる」といったおまけもついてきます。

中小企業診断士を目指す人たちは様々です。それぞれにバックグラウンドがあります。合格後、いかに中小企業診断士として活動するかによって人脈が広がっていきます。中小企業診断士の資格を生かして、幅広いネットワークがもます。

中小企業診断士は、各分野のエキスパートや行政機関と企業を結びつける役割を担っています。

企業内においても、各部署や事業の間をつなぐ大事な人材として活躍できるため、優れた専門家や他の資格取得者たちとの交流も活発になります。

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