クリスマスと英語

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クリスマスと英語

日本人にとってのクリスマスと、英語圏の人にとってのクリスマスはずいぶん違うものだと言えるでしょう。

クリスマスを理解しておくことは英語を学ぶ上での礼儀でもあるでしょう。
日本人のクリスマスの過ごし方とはどんなものでしょうか?

教室に来ている生徒たちに「クリスマスとは?」と聞いてみました。

「サンタさんが来る日」「ケーキを食べる日」「プレゼントの日」「知らない」こんな答えがほとんどでした。
クリスマスがキリスト教の大切な日であることも理解していませんでした。

ケーキを予約して買い、ケンタッキーに列をなし、パーティーをして騒ぎ、もしくはカップルなら特別なデートをし、プレゼントをサンタが届けに来るクリスマスは今や日本の文化になりつつあるのかもしれませんね。

けれど本来クリスマスとは感謝の日です。
人々の罪を背負って死んでいってくださったイエス・キリストが生まれてくださったことに感謝する日です。

キリスト教では12月に入る頃から特別な準備をして心を整えてクリスマスに備えます。
クリスマスの朝は教会で祈りを捧げます。

ケーキを食べる習慣もなく、チキンではなくターキーを丸焼きでいただきます。
パーティーもしないわけではありませんが、基本的に祈りの日であることを踏まえているのです。

英語を勉強するということは、他国の文化を学ぶということです。言語とは、その国の文化なのですから。

クリスマスをはじめ、イースターやハロウィンなども近年は日本でも盛大に行うようになってきていますが、それぞれに意味のある日で、ただ騒ぐというのはどうだろうか?と思ってしまいます。

イースターは復活祭です。
人々のために亡くなられたイエス・キリストが復活した祝いの日です。
卵をモチーフにしているところはこの意味から来ているのです。

ハロウィンは日本で言うお盆の前夜祭です。

先祖の霊が帰ってくるのがハロウィン翌日の11月1日です。
元々は魔女たちが先祖の霊を弔うために行っていた儀式だという話です。

ハロウィンの日、先祖にお供えするために各家庭で作られたお菓子を近所の子供達が取りに来たのでしょう。

仮装していると、霊によって霊界に連れていかれないという迷信があります。
これらが合わさってだんだん今のtrick or treatsの形になっていったと思われます。

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