保育士資格取得と将来性

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保育士という働きかたについて

働く女性が増え続けている一方、子どもを預ける保育所のニーズも高まっています。そして、保育所の数を増やし、保育士さんの求人も増えています。保育士は、働く親から子どもを預かり、親に変わって保育する仕事です。

子どもが好きな人には人気の資格ですが、幼稚園と比べると子どもを預っている時間も長く、相当の責任感や体力が求められます。

しかし、保育士は年齢に関係なく仕事がいつまでも続けられます。また女性が働く上でハンデになりがちな結婚や出産もしっかり“経験”として活かされるため、女性には有利な資格です。

しかも、出産休暇や育児休暇に寛大なところも多いです。働き方も、正職員をはじめ、パートやアルバイトなどいろいろ自分のペースで選べるのも魅力です。

保育士になるには、各都道府県が実施する保育士試験に合格する必要があります。在学中でも保育士資格は取得できます。

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保育士について思うこと

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受験を考える際に、そこまで深い認識はないかもしれませんが、保育士というのは子供の命を預る仕事です。

保育士で一番必要とされているのは0歳児から5・6歳児ぐらいまでの子供です。

特に0歳児や1・2歳児ぐらいの間は、少し目を離しただけでも大きな危険が直前に迫っていたなんてことが日常茶飯事です。

子供が可愛いから、子供が大好きだから、というだけの気持ちではなかなか務まらないのが、保育士の仕事です。

保育士が子供預る時間は非常に長いものになります。

特に最近では共働きの両親が多く、早ければ生後数ヶ月でも保育園に入れたいという方が増えています。

保育時間が長くなれば、それだけ子供がちょっとしたことで転んだり、怪我をしたりする場面も多く起こります。

怪我をした時など、後から迎えに来た親に、どういう状況であったかをきちんと説明する、説明責任が生じます。

例えば預けている間に子供が頭を切っていたとすると、親としてみればどういう状況で何が起こったのかをとことん知りたいと思うのは当然の事です。

こんな親にとっては非常時に、目を離していて誰も見てませんでしたとか、知らない間に怪我をしていましたとか、応急処置はしているので大丈夫ですとか、大きな問題ありませんとか、そういった簡単で軽率な受け応えをしてしまうと、親からの信用を無くすだけでは済まず、大きな怒りを買ってしまうようなことにもなり兼ねません。

預っている子供達はみんな一人ひとりの親がいますし、親にとっては子供の状況というのは常に把握しておきたいものです。

そういった親の要望に対してきちんと答えていく、そういう責任感が求められる仕事です。

人数が多ければチームできっちりと役割分担し、メンバーとともに子供たちの身の安全を命懸けで守る、そういう意識が必要な仕事です。

特に都心部では絶対数で保育士の数が足りていません。そんな時に問題が起こりやすいのです。

都会では待機児童の問題もあります。国を挙げて、保育園と幼稚園を融合した認定こども園のような形態を新しく整えてみたり、行政側も色々な待機児童の対応をしていますがが、なかなか完全に待機児童が無くなる状況には至っていません。

保育士さんたちも人数ぎりぎりのところで仕事を行っていますが、働きに出るママさんが急激に増えている現在では、そもそもの施設の数がまだまだ足らないようです。

もちろん、子供たちの面倒を見る保育士の数も不足しているのが現状のようです。

ますますの少子化によってこの後、子育て環境がどういう状況になるかは分かりませんが、保育士という資格を持ち、保育士の知識を持っているということにおいては、あなたが子を持つママであれば、必ず役に立つ場面が来るでしょう。

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園では子どもの安全を守り、親に対しては説明責任をきちんと果たすことのできる責任感の強い方が保育士に向いています。やりがい度は高いですが、楽ではない仕事です。

保育士は、子どもの親や地域と連携しながら、児童福祉施設(保育所など)で子どもたちの健全な育成をサポートする専門職です。

平成11年4月の児童福祉法改正以前は、いわゆる「保母さん」「保父さん」という名称で呼ばれている職業でしたが、法改正後は性別に関係なく「保育士」という名称に統一されることになっています。

現状、保育士の人数は多いのですが、資格保持者を受け入れる保育所や育児施設などが足りず、一番受け皿となる保育園が不足しています。

 

逆に保育園に入園したい待機児童は増加し続けています。

つまり、保育園で働こうと思えば前提として保育士の資格は最低限必要なもので、採用のスタートラインに過ぎないものということも出来ます。

また、保育士資格取得のための通信制大学など以外の通信講座(ユーキャンや、ヒューマンなどです)では、講座を受講し資格取得をした場合、実習を受けていないことになります。

実習経験のなさを採用面接時などの時にどうカバーするかも問題になってくるのではないでしょうか?

保育士の試験科目にも保育実習理論・保育実習実技があるのですが、これらの科目も実際に園児たちの中で行なうようなものではなく、保育実習のための筆記理論試験と、音楽・絵画・言語の3つの中から2つを選択しての実技試験となります。

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学生時代から保育に関する科目を取得していたり、保育園でアルバイトしていたり、大学や短大卒業後すぐ保育園に就職するような形でなければ、現在は保育士資格を取得しただけで実際の実務経験がなければ就職も厳しいのではないかと思われます。

また、核家族化が進み、各家庭で子供の世話をしていた女性が社会進出をどんどんしていますので、延長保育などがある保育園が重宝されています。

延長保育以外には、夜間保育や、休日保育など、色々な形態のサービスを提供している保育園などでは採用に対する敷居も比較的低くなるようです。

もちろん、ピアノなどの音楽が得意であったり、絵が得意であったりと、他の人より何か秀でているものを持っていれば採用に対する難易度も変わってくるのではないでしょうか?

保育士の仕事は、園児の日常の世話などをする以外にも、運動会や、音楽会など各種イベントの仕事も結構多いのですが、そのたびに残業して準備に当たったりします。

これらイベントの準備期間は園によって違いますが、かなり忙しいところもあるようです。

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保育士資格取得体験談

回答者のデータ
合格した資格名:保育士
年齢:(30代主婦)
性別:女性
利用した講座名など(専門学校名など):ユーキャン、LEC直前総まとめ講座・公開模試(保育士クイックパック 通学)、キャリアステーション模擬試験、実技試験対策最短プラン
概算学習時間(学校の授業を含む):500時間以上

Q1 この資格を何で知りましたか?

保育士という資格は以前から知っていたが、具体的な内容は福祉系資格取得の本で知った。

Q2 この資格を取ろうと思ったきっかけは?

子育てをしながら何か資格をとりたいと思っていたこと。保育士の資格が数年前から国家資格になり、大学や専門学校に通わなくても、通信などで勉強すれば資格がとれるようになったこと。

勉強の内容が子育てと直接関わっていて身近だったこと。

Q3 この資格取得のため、どのような勉強をされましたか?

12月からユーキャンの通信講座を中心に勉強。得意な科目からテキストを自分なりにワードでまとめる→過去問題を解くという手順。

2ヵ月前には各科目ワードでまとめたものをさらに要点だけノートにまとめた。覚えにくいものは単語帳を利用。

試験直前はLEC直前講座などを利用。

本番の時間配分や緊張感に慣れるため、自分の勉強がどれだけできているかの確認のため公開模試を受験した。

Q4 この資格の学習期間(時間)はどれくらいですか?

8ヶ月(1次試験までは)。ひと月で2科目をこなすペースで勉強。1日3時間程度。

最後の3ヶ月は過去問、最初の方に取り掛かった科目の忘れていることを思い出す、法律関係の苦手部分を集中的に覚える、などをしていた。

2次試験対策は1次試験が終ってから学習した。

Q5 モチベーションの維持のためにどのようなことをされましたか?

勉強を始めた時から試験までの間の勉強計画たてそれに従う。

通信講座だけでなく、通学で直前講座を受講したこと、会場に行って公開模試を受けたことなど他の受験者と接したこと。

Q6 会社での待遇やキャリアアップにつながりましたか?

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なし

Q7 現在、実際にこの資格を活用できていますか?

仕事をしていないので活用できていないが、子育てをするうえで、精神保健や保育原理など知っていてよかったと思うことはよくある。

Q8 これからこの資格を目指される方にアドバイスをお願いします。

 

私はユーキャン中心でしたが、メールで一日3問まで質問でき、解答も早ければ翌日、遅くても数日で解答メールをくれるので、それがとてもよかったです。(解答も丁寧でした。通信講座の中には郵送やFAXのみでの質問しかできないものもあるようです。)

LECでの講義は、通信で勉強するより要点・試験で重要なことなどが明確に把握できました。

色々な講座があるのでよく比較して自分にあったもので勉強されると良いと思います。
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