社会保険労務士の勉強法と資格取得後の流れ

ここでは、社会保険労務士にご興味のある方のために、受験資格や勉強法、資格取得後の流れについてご紹介しています。

社会保険労務士ってどんなお仕事なの?

まずは、社会保険労務士とはどのような職業なのか学んでみましょう。

社会保険労務士は、企業の人事や労務管理、社会保険についての知識を幅広く持っている専門家の事です。これらに関連した書類を作成して提出する、社会保険についてのアドバイスを行うことが、主な業務内容です。

会社の就業規則や給与規定の作成についても、相談に応じてアドバイスしてくれます。

社会保険労務士には受験資格がある

社会保険労務士には、受験資格が明確に定められています。誰でも受験できるものではなく、受験資格をクリアしていることが前提です。

学歴の指定

大卒や短大、高等専門学校を卒業した人であれば、それだけで社会保険労務士の試験が受けられます。

指定された専門学校を卒業した人も、受験資格を持っています。講座をうまく活用すれば、最短ルーツ5~6カ月で試験を受けることも可能です。

資格に受かったからといって社会保険労務士になれるわけではない

社会保険労務士の資格について、少し気を付けておきたいことがあります。それは、社会保険労務士の資格試験に受かったからといって、すぐ「社会保険労務士」と名乗れるというわけではないことです。

社会保険労務士の資格を取得した後、やらなければいけないこともあります。それは、実務試験あるいは事務指定の講習を受講することです。社会保険労務士の試験に合格できた場合、社会保険労務士として名簿登録するには、
・実務経験2年以上
・事務指定講習の修了

のどちらかが求められます。

実務経験については、社会保険労務士の資格試験を受ける前でも後でも、いずれの時の経験でもカウントされます。

もしも実務経験がない場合、「事務指定講習」を受けなくてはなりません。事務指定講習の内容としては、4ヶ月間の通信課程で勉強して、面接指導のプログラムを4日間受けることが課題です。

社会保険労務士の試験の勉強法

社会保険労務士の問題演習を、ひたすら繰り返して自分のものにしていくと、合格への道が開けてきます。

社会保険労務士の講座を受講して受験勉強を進める場合は、いかにスケジュール通りに、順調に進めていくかが成功への道です。スケジュール通りであれば、効率よく試験に合格できるでしょう。

通学講座で受ける場合には、クラスについていけるように、復習と予習を自分できっちりしていく必要があります。

通信講座の場合は、スケジュールにペースを合わせて勉強していく姿勢が必要です。クラスで勉強するのと違って、周りからの刺激がないため、自己管理をいかに上手にやっていくかも、勝負どころです。

働きながら、あるいは育児しながら勉強するにしても、一日の中でまとまった時間を確保する必要があるでしょう。

社会保険労務士の試験突破に必要な試験時間は、800~1,000時間と言われているため、ここから一日に必要な学習時間を割り出して勉強してみるのもおすすめです。

予備日を作っておくこと

忙しい中で社会保険労務士の試験勉強を進めるなら、カツカツの学習予定は組まない方がいいでしょう。これは社会保険労務士の資格試験に限ったことではないですが、休息する時間も考慮して、メリハリをつけながら勉強していく方が、飽きずに勉強できます。

働きながら社会保険労務士の勉強をする人は、お昼休みや通勤時間を学習時間にあてることもできるでしょう。個人によって、朝に勉強スタイルが合っている、あるいは夜の方が合っているなど、違っています。いずれにしても、自分が勉強しやすいスタイルで資格取得を目指してみてくださいね。

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