29  「2回目の不合格」(社労士合格体験談)

syrarousigoukaku

その予備校には10カ月ほど通い、ビデオでの授業を受けました。

予備校を代表する講師の授業は、丁寧でまとまりがあるものでしたが、贅沢を言えば少し淡々としていて面白みには欠けていました。

講師の方が真面目すぎたのかもしれませんね。

一方、私の予備校での成績はかんばしいものではありませんでした。

6月から7月にかけて行われる「全国公開模試」。

みなさんも高校入試や大学入試で受けましたよね?

本試験と同じ形式の模擬試験です。

模試は全部で3回行われたのですが、3回すべてで「足切り」にあいました。

足切りとは選択式で3点以上、択一式で4点以上の合格基準点のことです。

しかも成績は6000人中3000番ぐらいでした。実力不足はあきらかでした。

「予備校で勉強しているのに、今年の本試験は大丈夫なの?」

直前期なのに私はあせる気持ちでいっぱいになりました。

でもやるしかないのです。

7月、8月と私はひたすら問題集を解きまくりました。

そして、不安な気持ちで迎えた2回目の本試験。

結果は、午前中の「選択式」において「厚生年金法」のみ足切りにあい不合格。

午後の「択一式」では一応合格点はとれていたので、わずか2点足りなくて不合格でした。

あと2点とれていれば合格していたのです。私は2点に泣きました。

2点はほんのわずかな差です。

「たまたま苦手な分野が出たよ。俺は運がなかったよな」と運のせいにすることは簡単でした。

でも落ちたからには何らか原因があるはずです。

私にはいったい何が足りなかったのでしょうか?

この一年間の社会保険労務士試験に臨む気持ち、そして勉強のやり方をもう一度振り返ってみることにしました。

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社会保険労務士