14.いざ受験(前編)(マンション管理士合格体験談)

以前にもこのコラムで書きましたが、マンション管理士試験の受験日は毎年1回、11月の最終日曜日と決まっています。

受験票という名の果たし状は試験日の2~3週間前に私の手元に届いていましたので、当日はそれを握りしめて、意気揚々と試験会場という名の決闘場へと出向きました。

私は地方の都市に住んでおり、受験会場のある都市までは数百キロの距離があります。
ですので、前日に試験会場のある都市に乗り込み、ビジネスホテルで1泊した後、午後からの試験に臨みました。gurafumigikata

ちょうど季節は秋真っ只中であり、見事に黄金色に色づいた銀杏の葉が午後の木漏れ日に照らされて大変綺麗でした(筈です)が、久しぶりの国家試験ということもあり、緊張していて妙に目が血走っていており、周囲の景色を楽しむ余裕など微塵もありませんでした。

試験に関する説明が開始される1時間前にはもう会場に到着していましたが、試験会場ではどこかの資格試験の学校の職員と思しき方が試験会場で最後に確認すべき試験ガイド(?)のようなものを配っていましたので、それを使って最後の復習を行いました。

マンション管理士試験の受験に際しては、管理業務主任者試験に合格していると、マンション管理適正化法という分野の試験問題5問が免除となる特例があります。

私は5年前にこの管理業務主任者試験に合格していましたので、適正化法の試験は免除となりました。
試験の座席はこの「適正化法免除組」と「適正化法受験組」という2つのグループに予め分けられていました。

ところで周囲の受験生を見回していて感じたことですが、周りの受験生は中・高年齢者の割合が非常に高いことに驚かされます。

私もこれまで幾つかの国家試験や民間の資格試験を受験してきましたが、これまでの受験体験の中でマンション管理士試験が最も受験生の年齢が高いと感じました。

これはデータとしても確かだったようで、後ほど調べたところ、マンション管理士試験の受験生の平均年齢は40代後半ということでした。それぞれどういう背景があるのだろうか‥とぼんやり想像していた矢先、試験開始の声が周囲に響きました。

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TAC

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