15.いざ受験(後編)(マンション管理士合格体験談)

試験は予定どおりに始まり、早速、試験問題と睨めっこが始まりました。

番号が若い試験問題は、私が苦手とする民法に関連する試験問題です。

今年度の第3問は民法と区分所有法の複合問題でしたが、問題文が1ページ丸々使われていて、とてもボリュームのあるものでした。

長文の問題文を読んでいると、思わず「クスッ」と笑わせるような内容が飛び込んできました。
matinamik
そこには「ピアノの騒音云々で上下階のトラブル」だの、「理事会で騒音問題を取り上げたところ、加害者が理事会に殴り込み」、また「暴力により理事が怪我」などと現実的にありそうであり得ない内容が記されていました。

日頃から管理会社に勤務していて、こういったクレーム処理を中心とした業務を現実のものとして、それを見聞きし、また対応しているが故に、現実問題と試験の問題とがリンクしてしまい、少し可笑しさを覚えてしまいました。

しかし、それまでは緊張感で一杯であり、試験の雰囲気にのまれがちだったのですが、それを気にふっとリラックスできるようになってきました。

その後は落ち着きを取り戻し、設問を一つ一つ丁寧に解くことができるようになってきて、全ての問題を解き終わり、鉛筆を置いて一息ついたときには、後15分ほど試験時間が残っていました。

一息ついた後は、4択ある選択肢のうち、何とか2択まで絞り込んだ数問の設問を繰り返し見返していき、最終的に回答を導き出してマークシートに番号を記入していきました。

そしてついに試験は終わりのときを迎え、試験監督から「鉛筆を置いて下さい」との指示のもと、マークシートが回収されました。それは試験終了の合図であるとともに、足かけ8か月に及んだ試験勉強が終わりを告げた瞬間でもありました。

(前の記事)14.いざ受験(前編)
(次の記事)16.試験終了‥

TAC

試験範囲が広い範囲に渡るマンション管理士の試験では、一つ一つの論点を確実に潰していくことが要求されます。TACの通信講座で合格した方の体験談サイトを別にご紹介しております。