5.管理業務主任者資格だけだと恥ずかしい(マンション管理士合格体験談)

仕事で忙しい合間を縫って、難易度の高いマンション管理士試験を受験し、これに合格するのは率直に言って大変な作業です。

私は以前、大手のマンション管理会社に勤めていましたが、課長を含めて10人位の課のスタッフのうち、管理業務主任者資格を持っているのは7~8人に対し、マンション管理士まで持っているスタッフは1~2人でした(ちなみに無資格者が2~3人いました)。

マンション管理会社に在籍していると、管理業務主任者は昇進の条件であったり(資格を持っていないと主任に昇進できないことになっていました)、また多くの会社では資格手当が付きました。

何よりマンション管理士資格を持っていないと、お客様に重要事項説明等を行う際、馴染みのお客様の前でマンション管理士資格を持っている別のスタッフに一緒に来てもらい、説明を代わりに実施してもらう形となります。

それはそれは半人前感を半端なく味わされます。sikennbennkyou

マンション管理士は、資格手当や報奨金と言う形で見返りがある会社もありますが、管理業務主任者の場合と異なり、そこまで強く資格の取得を求められません。

そのため、マンションの管理という仕事を専門的に担いつつも、マンション管理士資格の取得者はそれほど多くいないのが実情です。

しかし私の場合、大手のマンション管理会社を辞めて中小規模のマンション管理会社に転職してからは仕事もほぼ定時に終わるようになり、時間に少しゆとりが出てきました。

空き時間を有効活用できないかと考えていたとき、5年前に管理業務主任者の資格を必至に勉強して取得したとき以来になりますが、本業であるマンション管理の勉強をじっくりやってみようと思い立ちました。

マンション管理士の資格を取得することにより、会社から何か手当てが出るというようなことはなかったのですが、何となく5年もこの仕事をしていて、管理業務主任者しかないという中途半端感が何となく恥ずかしく思われるようになってきたのです。

この職種に就いて1年目や2年目の頃は、日々の仕事への取組みや資格の受検勉強を含めて、それこそ必死に取り組んでいました。

しかし、3年目以降は仕事の要領や手の抜き方も分かってきて、マンネリ化しつつあり、現在に至っていました。

そのため、そういう自分を省みてハッパを掛ける意味もあってマンション管理士の受検を思い立ちました。

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