9.民法と区分所有法の勉強(マンション管理士合格体験談)

マンション管理士試験の試験範囲は非常に多岐に及びます。

法律の問題から規約、会計、建築や設備など試験で問われる内容は非常に広いものとなっています。

しかも個々の問題で問われる内容は決して浅くはありませんので、しっかりとした基礎力を身に着け、それをどのように応用していく力を付けるかということが重要になってきます。

そんな中にあって配点が高く、勉強次第で点数をしっかり稼ぐことができるのは民法と区分所有法の分野でしょう。fudousanntouki

マンション管理試験で問われる民法の難易度は、私の実感としては宅建とほぼ同レベルと言えると思います。

区分所有法で問われる内容も基本的なことや基礎的なことが中心ですので、この分野は力を入れて学習すれば、その分だけ点数としてしっかり反映される結果になりやすいところですので、基礎力の養成に力を入れましょう。

こう書いている私が言うのもなんですが、実は私はこの分野の勉強が不十分であり、実際の試験では取りこぼしが多くありました。

私はマンション管理の実務経験がありましたので、一般のマンション管理士試験受験生が苦手とする建築や設備のいわゆる技術系の問題が比較的自信がありました。

その反面、それに驕ってしまい、特に民法の勉強が不十分なまま試験に臨んでしまい、結果として試験に合格はしましたが、この分野で数問取りこぼしてしまいました。

民法は区分所有法の問題との複合問題として出題されるケースが多いですので、区分所有法の知識が豊富でも民法の設問が分からず、結果として失点してしまうケースがあります。

民法の問題は、時間をかけて勉強さえしっかりすれば、確実に点数を稼ぐことのできるポイントとなりますので、私のような失敗を繰り返さないよう、基本的・基礎的な事項をしっかり理解しておくようにしましょう。

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TAC

試験範囲が広い範囲に渡るマンション管理士の試験では、一つ一つの論点を確実に潰していくことが要求されます。TACの通信講座で合格した方の体験談サイトを別にご紹介しております。