3.マンション管理のプロ(マンション管理士合格体験談)

マンションの管理というものは傍から見ると簡単に見えるかも知れませんが決して簡単な作業ではありません。

マンションを取り巻く状況は多岐に及びます。

建物や設備が古くなってくるとこれを適正に維持管理するために修繕工事や更新工事を行わなければなりません。

管理費や修繕積立金の設定金額はきちんとした根拠に基づいた公平・公正なものとしなければなりません。

管理費の滞納問題が生じたときにどのようにこれを取扱い、法的な対応を取る場合はどういった手法を用いるべきか、また共同生活であるが故に発生するご近所トラブルや規約違反、マナーの問題など人と人との問題はとても厄介なものとなる場合があります。apa-tofurui

こういったマンションの諸問題に対して適正なアドバイスを行うことのできる専門家として期待されているのがマンション管理士という資格者です。

マンションの供給戸数は600万戸と先に書きましたが、この中で既に築年数が30年を超えているマンションは100万戸もあります。

今後、さらに急速に建物の老朽化が進むと共に、そこで暮らしている方々も同じように老いていくことになります。

今後のマンション管理士には、この建物とそこに住まう人の高齢化問題に如何に適切なアドバイスを行うことができるかという点に最も期待されると言えるでしょう。

マンション管理士にはマンションを巡るこういった様々なトラブルを解決し、人々がより住みよいマンションを形成していくためのアドバイザーとして大きな期待をもたれています。

これからマンション管理士の資格取得に励んで勉強していくあなたには「マンションに住まう人の生活環境の向上に資する」という大きな視野に立って、学習に励んで頂きたいと思います。

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